軽井沢辞典

2023.01.07

軽井沢チューダーハウス建築記#2

年が明けてチューダーハウス#2の建築が始まりました。去年の夏に木材をカナダから輸入、国内で製材加工、余裕をもって12月から建前を開始する予定でしたが、やはりポストパンデミックによるサプライチェーンへの影響で遅れに遅れ、やっと柱と梁を組み立てて家の外観を形作る上棟へとたどり着きました。

このチューダーハウスは北米のティンバーフレームにアレンジを加えたもので、20㎝という迫力ある大径木を用いて家を形作っていくところに特徴があります。通常のティンバーフレームでは、木材を外から壁で囲ってしまうのですが、柱と柱の間を埋めて壁にする真壁という手法で、インパクトがある木骨をむき出しにして、デザインとして生かします。

基礎は早々と11月にできていたので待つこと1か月、しかし、建て始めると進捗は早く、3日にして家の外観を形作ることができました。

さて作業はこれから壁、屋根へと移っていきます。

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