軽井沢辞典

2022.02.06

軽井沢に求めるのは別荘?セカンドハウス?

軽井沢で有名なのはなんといっても別荘、お金持ちの代名詞ともなっています。しかし、最近はセカンドハウスという言葉もよく聞きます。

別荘 vs. セカンドハウス、、 いったい何が違うのでしょうか?

最初の写真は古い別荘です。右の写真は見ての通り最近建てられた新しい家。こちらの家を別荘と呼ぶこともできそうですが、やはりセカンドハウスと呼ぶ方がピッタリきそうです。

一番の違いは使用頻度でしょうか? 昔は軽井沢は避暑で有名になり、人が訪れるのは夏が中心でした。高速道路も新幹線もなかった時代、東京から軽井沢に来るにはゆうに半日かかる大道中でした。 半日かけて碓氷峠を超えて軽井沢にやってきて、1週間以上、もしかしたら一夏を軽井沢で過ごす。なんというゆとりでしょう。

このように昔の別荘は夏を過ごすだけであったので、大体において寒さ対策はなされていません。でも、今軽井沢に家を求める人はどうでしょう? 夏だけという余裕のある人はそれほど多くなく、大体は冬も通年でやってくることを計画しています。

軽井沢で家を求めるのに、中古別荘を買うことは安い方法ですが、このように注意点もあります。昔の別荘はそもそも冬を過ごすことが想定されていなかったので、断熱材が入っていないこともよくあるのです。

また日本の家造りも、大体ここ25年くらいで大きく変わりました。乱暴な言い方をすると、それまでの家は低断熱の家が多かったのですが、30~25年くらい前から冬も快適に過ごしたいという気持ちが強くなり、それにつれて家の気密、断熱に対する意識も大きく向上してきたからです。

実は行政でも、別荘とセカンドハウスを区別しています。毎年軽井沢町に支払う固定資産税は、セカンドハウスだと定住している家と同等の軽減措置があり、税金が安くなります。このためには、最低月1回は使用していることが要件になり、そのために電気代などの書類を提出します。

別荘のように夏だけ使う場合はNGでこの軽減措置は適用されません。

別荘からセカンドハウスへと進化してきた軽井沢の住宅事情、コロナ禍の影響で最近はさらに変化の波が足元を洗ってきています。

二拠点生活がそれです。東京24区と揶揄されるように、首都圏からのアクセスがよく、環境が美しくすぐれている割には、レストランやスーパーなどのショップ文化面での水準が高い軽井沢、

さらにこれからの展開が楽しみです。

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