軽井沢辞典

2021.10.15

今年の軽井沢の紅葉は?

標高1000mに位置し、その気候は大体北海道の札幌に比肩するといわれる軽井沢、当然紅葉の時期も東京よりは早くなります。例年だと、10月後半から11月1週くらいが、紅葉の見ごろです。

森が軽井沢の代名詞、当然さまざまな種類の木があった、樹種によって紅葉の時期も微妙に違います。

華やかな赤い紅葉で、秋を彩ってくれるモミジ、どうも寒い気候が好きのようで軽井沢でも数多くのモミジを見ることができます。特に人気がある雲場池もモミジに囲まれていて、晴れた日には紅葉が湖面に反射する美しい情景を見せてくれます。

軽井沢というとカラマツというほど代表的な木ですが、実はカラマツは元々軽井沢に生えていたのではなく、大正時代に雨宮啓次郎という実業家が大々的に植樹したと言われています。明治時代に外国人宣教師が見出した頃の軽井沢の写真を見ると、意外なほど樹々が少ないことに驚かされます。中山道のひなびた宿場町であった軽井沢、電気がまだなかった当時では、軽井沢の寒さに対して薪が主な熱源として、多くの木が切られた状態だったのでしょう。

カラマツは紅葉して葉を落としますが、基本的に針葉樹です。しかし、軽井沢には落葉樹も多くあります。ミズナラ、クリ、そして白樺、クルミなどです。秋になってミズナラやクリはドングリの実が屋根やデッキに落ちて反響する音、、これも軽井沢の秋の風物詩です。

11月の中旬には葉を落として冬の佇まいとなる軽井沢の森、翌年新緑が芽吹くのはちょうど5月のゴールデンウイークの後です。つまり、樹々が葉に覆われている時期が、東京よりは1年で2か月短いのです。

温暖化の影響で今年は気温が高い日が続いているので、軽井沢の紅葉も若干遅くなりそうです。あと1週間ほどで紅葉が本格的に始まり、その美しい姿を11月中旬くらいまで楽しむことができるのかもしれません。

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