軽井沢辞典

2021.12.15

軽井沢車考~12月からは冬タイヤが必須!

美しい軽井沢の紅葉も終わり、軽井沢に冬がやってきました。

寒風とともに、心配になってくるものの1つが車です。コテージに来るゲストからも、冬タイヤ必要ですか? との質問をいただくようになってきました。

軽井沢の地元の人たちは大体11月終わりから12月の初めに冬タイヤに変えるようです。かくゆうわたしも11月3周にタイヤを交換して、余裕だろうと思っていただら、3日後に初雪が降りました。

避暑地の軽井沢は1000mの高原、当然冬の寒さは厳しいものがあります。しかし、気候としては、太平洋側気候に入ります。だから、気圧図が西高東低となり、そうなると新潟などの日本海側では大雪が降っても、軽井沢は晴れていることが多いです。

軽井沢で雪となるのは、逆に東京などで冷たい雨が降っている時です。

だから、軽井沢の冬は常に雪があることはめったにはありません。20-30㎝の雪が降っては解け、また降る。この繰り返しです。国道18号線などのメイン道路では、乾いている事が多い、でも一歩別荘地に入ると雪が解けずに残っている、これが典型的な冬の軽井沢の道路事情です。

冬の軽井沢では降雪に加えて凍結があるので、12月以降冬タイヤは必須です。そしてまれですが、4月にも降雪があるので5月の連休前に夏タイヤへと交換することが安全です。

また、車の選定として、寒冷地だから4WDがいいでしょう、とよく聞かれます。個人的にはわたしはFFのセダンを乗っています。たまにスキー場に行くのですが、これでほとんど問題を感じたことはありません。よっぽどヘビーデューティに乗るなら別ですが、4WD信仰は結構都市伝説だと感じています。思うに、FRとFFの違いの方が、FFと4WDの違いよりもはるかに大きいようです。

夏の避暑に有名な軽井沢、、でも別荘オーナーの間では静かな冬が一番好きという人が増えています。住宅の断熱性能がここ20年ほどで大きく改善して、寒い軽井沢の冬でも暖かく過ごすことが可能になってきたことも影響しているでしょう。実際、今軽井沢に今家を持つ人で、夏の利用だけを考えている人はほとんどいません。

軽井沢といえば自転車!でも気候の良い夏ならともかく、冬の軽井沢での滞在では車の利用が現実的です。冬タイヤの早目の装着で安全にご滞在ください。

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