軽井沢辞典

2021.08.10

軽井沢の理想の家って? イントロ

軽井沢は明治時代以降、観光地というよりは別荘地、保養地として発展してきました。だから、実は今でも軽井沢の主役は別荘と言えるでしょう。

軽井沢の大半は、用途地域でいうと一種住居専用地域、ここではホテルは営業できません。 軽井沢の醍醐味は森の中に家を建ててゆったりと時をすごすと言っていいかもしれません。

さて、軽井沢に家を建てるとなったら、どのような家がいいのでしょうか? 軽井沢特有のいい家って何?

”湿気が強くて寒い旧軽井沢なんて人の住むところじゃないよ~” 口さがないわたしの友人のジモティーのおじさんはうそぶきます。確かに、旧軽井沢などの別荘は昔は夏オンリーでした。杉皮が外壁に貼られたとても雰囲気のよい古別荘も、壁には断熱材ゼロ、、これでは零下10度を下回ることがある軽井沢の冬は越せません。

もしあなたが今家を建てることを計画しているなら、ワクワク感と一緒に頭がいっぱいに爆発しそうになっているのではないでしょうか? 一世一代の買い物をしようとしてるわけでそれは当然のことでしょう。

軽井沢に建てるといっても家は家、基本的には良い家の要素は共通なのではないでしょうか? ちょっと頭を整理するために、家、建築をさまざまな要素に分解していってみましょう。

#1 構造
家の骨組みです。家の形を保ち、家を家たらしめるための基本です。 主な構造としては、木造、そのなかに木造軸組、プラットフォーム工法(2×4など)、ログハウス、鉄筋コンクリート、軽量&重量鉄骨などがあります。

軽井沢で一番一般的なのは木造ですね。建築家に頼むと自由な形を取れるコンクリートを好む人が多かったりします。 一般的には値段もてごろな木造を選ぶケースが多いでしょう。個人的に思うこととして、木造は小規模なビルダー、工務店が建てることが多い、結果的に他の工法よりも手作り感が高くなる。これは、結構重要で、施工精度がどうか?という点につながります。手作りの良さが、低い施工精度に裏返ってしまうこともあり得ます。

特に構造は家の耐久性を左右します。

常々家造りには、science =科学 と art = 芸術の要素に二分されると考えています。科学の部分は定量的に割り切れる者、、例えば構造の強さ。 芸術の要素としてはデザインが挙げられます。例えば、チューダー調デザインが好きな人とそうでない人がいてこれは個人的な趣味ですが、おおよそ構造が弱い家が好みという人はいないですよね?または冬寒い家が、精神が鍛えられていいんだ!というのも、かなり突飛な好みと言えそうです。

自分が建てる家がどの程度の年月持ってほしいかという点には個人差があるでしょうが、有り体にいってせっかくこれから建てる家です。数10年の風雪に耐えていってほしいものです。自分たちが使わなくなった後は、子供たちがまた楽しんで使ってくれるかもしれません。

また、近年家の中古取引が拡大しています。今建てようとしているこの家を、今後の状況次第では売るかもしれない? そうなった場合、構造がしっかりしていて強い家はいうまでもなく有利で、高いリセールバリューを望めます。

こんなことからも構造が強い家を建てることは重要です。

#2 断熱
木造軸組の場合は構造は柱と梁で構成されます。その間を埋めるのが壁です。そして現代ではほとんどの家で壁に断熱材が入れられます。

一番一般的なのは木造軸組の柱の間にグラスウールを詰め込むこと、これは建築専門用語で充填すると言います。

しかし、断熱材は千差万別です。また、壁に断熱材を充填するのではなく、外側から覆う工法もあります。これは外張り断熱と呼ばれます。

今から20年ほど前、ローラーサーキット工法で家を建てていた松井さんという人が書いた本、いい家がほしいがベストセラーになりました。それに伴い木造住宅の断熱方法として、充填断熱 vs 外張断熱の戦争が勃発したほどです。

また家から熱が逃げる際に、窓やドアなどの開口部を通る割合は大きいものがあります。窓サッシ、ドアの材質も家の断熱性を左右する大きな要素です。

専門的な話になりがちですが、軽井沢の寒く厳しい冬を過ごす上で、断熱は過ごすことができない要素です。

#3 デザイン

軽井沢の美しい森に、せっかく家を建てるのですから、素敵な家を建てたいものです。おおざっぱに洋風、和風に加えて洋風の中でも、ビクトリアン、チューダー、バーナキュラーなどさまざまな様式があります。最近軽井沢では、片流屋根に大きな窓をあしらった、和風モダンの建築をよく見かけます。

また、外内壁の材質、屋根材も家のデザインの要素の1つです。

さあどうでしょうか? あなたの家造りで一番大切にしたい要素はどこでしょうか?

方の力を抜いて、しかし的確に、、、

あなたの夢の家を実現するためにまたさらに細かく見ていきましょう。

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