Loading…

冬の主役〜暖炉

外は冷たい空気の中をしんしんと雪が降り積もる中で、家の中では暖炉が暖かく燃えている。伝統的に避暑地のイメージが強い軽井沢ですが、最近では寒い冬の軽井沢も人気があるようです。その原因の1つがアジアからの観光客。台湾や香港といった南国から軽井沢を訪れる観光客も増えているようで、それも冬が以外な人気です。

考えてみれば、本格的な冬や雪を持たない彼らが、懍と冷えた冬の森に憧れを覚えても不思議ではないのかもしれません。

しかし、寒くて嬉しいのは外だけの話、やはり家ではほかほかと暖かく過ごしたいものです。冬の暖房手段として有名なのが暖炉です。古い別荘では、石で組まれた威風堂々として暖炉がリビングルームの中央に鎮座していることもしばしばです。

しかし実は暖炉には2種類あることをご存知でしょうか?
雰囲気は最高な暖炉ですが、当然暖房能力も大切です。そして、その暖房能力には暖炉のタイプが大きく関わっています。

元々伝統的な別荘で主に使用されてきたのが、解放型暖炉です。これはいってみれば、家の中の焚火に煙突を付けたようなものです。炎と人の間には何も境がないので、炎を直接に感じられる、特に薪が弾ける音が聴こえるのは、大きな魅力です。しかし、原始的な構造の故に、暖房能力はそれほどでもないようです。暖炉の炎が生み出す熱の多くは煙突から外に出て行ってしまうからです。

 

開放型暖炉を熱効率の点で改善したのが薪ストーブです。暖炉では炎が室内に直に接しているのに対して、薪ストーブでは木は密閉された箱の中で燃やされます。これにより炎の燃え方を調整するために、空気の量を調節することができるようになり、薪をより効率的に燃やせるようになりました。

CA390407

それでは開放型の暖炉と薪ストーブのどちらが別荘の暖房としてふさわしいのでしょうか? 暖房効率に劣る開放型暖炉も最近では暖められた空気を煙突から降ろしてきて室内に流入させるハイテク、ハイブリッドなタイプも出てきました。薪ストーブが持つ圧力があるかのような暖かさはないですが、炎を直に眺め、音も同時に楽しめる点も開放型暖炉の大北魅力です。

薪ストーブと暖炉、どちらを選ぶかは最終的にはその人の感性にいきつくのでしょう。
そして感性の世界に、ただ1つの正解はないのです。